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ファミリアマスターが征く!(221)       お仕事の掛け持ち
ファミリアマスターが征く! -目次-

ファミリアマスターとは?
↑初めての人は読んでね♪

前回:ファミリアマスターが征く!(221)
    -初めてのおつかいin明薬局-



初仕事完了!
 特にこれと言った問題もなく、お使いをこなしおじさんのところに戻る私。
 おじさんはそんな私の姿を見ても素知らぬ顔をして座っていましたが、傍まで行くと小さな声で、
「頼んだものは持ってきたか?」
 と確認します。やっぱり怪しげなお仕事だったのか、ヒソヒソ話です。

準備しておけよ
 頼まれた物をおじさんに渡して、無事任務完了。おためしの軽いお使いだったとはいえ、簡単すぎて何だか拍子抜けです。しかし、そんな簡単なお使いでもしっかりこなしたからか、おじさんは私のことを信用してくれたようで、
「よくやった。これから仕事があったらいつでも呼ぶから・・・。」
 と言ってくれました。これでこの見知らぬ土地でも、とりあえずは食いっぱぐれずに済みそうです。
 お仕事が見つかったこと。怖そうに見えたおじさんが意外と優しかったこと。このどこかよそよそしい街でも、利害の一致とは言うものの、助けてくれた人が居た。私はそんな安心感を感じて、先ほどよりも少し軽い足取りで、おじさんに見送られ再びカニングシティの街を歩きだします。お仕事は取りあえず見つかったし、次は泊まる場所を探さなくっちゃ。

大きな病院
 泊まる場所を探して、夕暮れのカニングシティを歩く私。
 心なしか太陽の位置は先程よりも少し低く、空の夕闇も濃くなったように思えます。おじさんの最初のお仕事はちょっとしたお遣いでしたが、それでもその仕事の前には色々な話をして時間を使いましたし、この新しい土地で見るものは全て新鮮で、私の中で時間は普段よりも速く流れていました。
 街を歩いて少し、先ほどの明薬局の隣に見える建物が、ふと私の目を引きました。看板に大きく「おいで病院」と書かれています。病院とは、お医者さんの大きいバージョンだと聞いています。特にどこも悪くない私ですが、初めて見る大きな病院に、私は思わず足を止めてしまいます。

元気な女の子
 そうして初めて見る病院をしばらく眺めていると、病院の前に立っていた女の子がいつの間にかこちらへ向かって歩いてきていて、私に話しかけてきました。
「私は街の情報通、ネーラよ。この街で起こる色んな出来事を、全部知り尽くしているわ。」
 唐突に近づいてきた女の子は、これまた唐突に自己紹介をしてきました。この街で初めて見る、怪しい雰囲気の一切ない見た目をした女の子はとても活発で、はきはきとした喋り方で自分が誰なのかと言うことを話します。

仕事のお誘い
「私と一緒に仕事しない?」
 そんな女の子の目的も、先ほどのおじさんと同じでした。女の子は私に仕事の話を持ち掛けてきたのです。この街では余所者を見たら仕事に誘うことが流行っているのでしょうか?
「もうゼイエムと取引したのは知ってるわ。私と取引すると、手数料をちょっと減らしてあげるわ。」
 立て続けに仕事に誘われ、しかも今は物凄い勢いで捲し立てられている私は、少しだけ目を白黒とさせてしまいます。けれど女の子はそんなことはお構いなし。相変わらずのはきはきとした、いえ、はきはきとしたどころではない凄まじい勢いのある口調で、仕事の話を続けます。
 女の子の言うゼイエムさんと言うのは、先ほどのおじさんのことで、彼女はここから私たちのことを見ていたこと。私がゼイエムさんと仕事をしていても構わないから、とにかく自分とも仕事をしてみないかと言うのが女の子の提案だということ。それから、女の子は仕事の手数料を少し減らしてくれるのだそうです。
 手数料?
 私はちんぷんかんぷんになります。女の子によると手数料とは仕事の時にかかるものだそうだけれど、さっきゼイエムさんに頼まれた仕事をしたときにはそんなものはかかりませんでした。
「まぁ、いつでも手数料がかかるってわけでもないけれどね・・・。」
 女の子は私のその突っ込みに対して、あの鬼気迫ると言う程のはきはきした口調を少しだけ淀ませて答えました。
「でも、とにかく私を仕事をするとお得ってことなのよ!だから、ねぇ、私と仕事してみない?」
 さっきからそればっかりの女の子。
 やたらとゼイエムさんのことを話に出したり、ゼイエムさんと仕事をした私をここまでの剣幕で誘ったりするあたり、もしかしたらこの子は彼をライバル視しているのかもしれません。だから、ゼイエムさんと仕事をした私を、ここまで必死に勧誘するのかもしれません。
 ゼイエムさんに、負けてられない!
 そんな思いが、この子にはあるのかもしれないなと、私は捲し立てられる言葉の中で思いました。
「うーん・・・。まぁ、そこまで言うなら・・・。」
 私は凄まじい勧誘の言葉に押されながら、なんとかそれだけ口にしました。ゼイエムさんの仕事をしながらでも構わないという女の子。それから、ちょっとお得にお仕事をさせてくれるというこの子の提案。ゼイエムさんは仕事があったら私を呼ぶと言っていましたが、その次の仕事がいつになるかは分からないし、もう一つくらい仕事を持っていた方が良いんじゃないかと、私は思ったのです。
 今まで訪れた街でも私は仕事をしていましたが、それはどちらかと言うと街のお手伝いに近いもので、私はその仕事の対価として、ペリオンではイヤンさんの家に、エリニアではロウェンさんの家に、それぞれ居候をさせてもらっていました。しかしこの街では、なんとなくそういうことは期待できなさそうに思えて、またこの街で生活していくにはとかくお金が必要そうに思えて、私はとにかく、そのためのお金を得るための仕事をしたいという気持ちになったのです。

取り急ぎの依頼
「いいわ。じゃ、取り急ぎの依頼を先に処理してほしいわ。」
 私がいざ仕事を受けるというと、女の子はそれまでの怒涛の剣幕をパッと取り下げて、今度は淡々と、そして手短に、仕事の説明を始めました。
 切り替え早いなぁ。
 少し戸惑いながら、頭の片隅でそんなことを思いながら、彼女の説明を聞く私。どうやら彼女が私に頼みたい仕事は急ぎのもののようで、その急ぎの仕事とはモンスター退治のようでした。
 モンスター退治。私の得意分野です。
 思わず訪れた腕の見せ所に、この女の子に対して少し戸惑っていた私は、彼女と同じように気持ちを切り替えます。

ネーラの景気づけ
「実力を見せてよぉ!」
 女の子は景気づけるように元気に言います。
 任せてください!
 ファミリア使いしらゆき、カニングシティでも出動です!
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しらゆき

Author:しらゆき
メイプルストーリー、いばらでのんびり遊んでます。

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