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ダークヒーロー★しらゆき(144)       影の正体
 砂埃の舞う荒涼とした景色の先に見えた、一つの動く影。

魔王スタンプ(ヘネシス)
何が居たのかしら?
 魔王さまは見逃してしまったみたいだけれど、私は確かに見ていたその影を追って、私たちは歩いています。
 その足取りはさっきまでよりもどこか力強い足取り。
 元から元気な体力馬鹿の魔王さまはまだしも、疲れがたまっていた私も、その影への期待で足取りが自然と軽くなります。
 影への期待。
 食べ物への期待。
 ほんの少しだけ見えた影の動きは素早いものでした。実際それはサッと素早く動いていたし、素早かったからこそこうしてすぐに物陰に隠れて見えなくなってしまったのです。
 スタンプとは明らかに違う、素早い動き。
 地面から飛び出して、短い根っこを足代わりにして歩くスタンプの動きは、お世辞にも素早いとは言えません。
 一瞬垣間見えたあの影はどう見てもスタンプの物ではなく何か別の生き物の物で、その事実は私にそれがスタンプとは違う、何か動物のようなものであることを期待させました。
 枯れかけた切り株のスタンプはさすがに食べられないけれど、動物みたいなのだったら多少こけていても十分に食べられます。
 そしてあの素早い動きは、まさに動物のに見えたのです。
 動物。つまり、お肉。

もふもふベアト
きっと、動物ですよ。
 歩きながら、期待を込めて私は言います。

魔王スタンプ(ヘネシス)
動物ね・・・。もしそうなら、お肉ね。

もふもふベアト
お肉!お肉!
 魔王さまのそのお肉という単語に、私はいよいよ元気が出てきました。

魔王スタンプ(ヘネシス)
ふふ、はしゃぎすぎよ。まだ動物だって決まったわけじゃ・・・
 魔王さまは最後までそれを言うことが出来ませんでした。
 魔王さまが話している最中、傍らにあった岩陰から何かが飛び出してきて、その飛び出した勢いのままに魔王さまの脚に突進したのです。

魔王スタンプ(ヘネシス)
きゃっ!
 と珍しく可愛らしい悲鳴を上げて、魔王さまはそれに吹っ飛ばされました。

魔王スタンプ(ヘネシス)
イタタ・・・。なんなのよもう・・・。
 そう言いながら突進を食らった脚を摩りながら顔を上げる魔王さま。
 吹き飛んだ魔王さまに注がれた視線をベリッとを離して、私も同じ方を見ます。

魔王スタンプ(ヘネシス)
これって・・・

もふもふベアト
イノシシ。ですよね?
 そこにはいかにも堅そうな毛をして、息を荒げて、鋭い目付きでこちらを睨みつけるイノシシが居ました。


もふもふベアト
吹っ飛ばされた魔王さま、ダサーい。

魔王スタンプ(ヘネシス)
うっ、うるさいわよ!
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Author:しらゆき
メイプルストーリー、いばらでのんびり遊んでます。

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